転職するのってすごく勇気もいるし、心配なことも多いですよね。
新しい職場で馴染めるかなとか、今の職場より悪かったらどうしようとか。
過去に私自身転職経験があり、色々な職場でたくさんの中途の方と話しをした中で、様々なコツを知ることができたので、それをご紹介していこうと思います。
基本的なことも多いと思いますが、転職後にトラブルなく穏やかに過ごしたいと悩んでいる方の参考になれば幸いです。
郷に入れば郷に従え
新しい職場では、誰しもが必ずギャップを受けると思います。
特に新卒から働いてきた職場から次の職場へ転職した際は、一際大きなギャップを感じることと思います。
前の職場で当たり前だったことが当たり前でなかったり、業務の違い、システムの違いでやりにくいことも多いと思います。
中には、「なんでこんなやり方しているの?」と半ば慣習のように、意味もなく続けられていることがあることも多々あります。
そんな時に、新しい職場でのやり方を否定すること、これは絶対にしてはいけません。
その職場ではなんらかの理由で長年そのやり方をしてきているため、特にお局ナースからは反感を買うことが多いです。
業務改善の意味合いで言ったとしても、転職したばかりだと信頼も築けていないため、トラブルの原因になることが多いです。
信頼関係が築けていないうちは、否定から入るのはやめましょう。
どうしても納得できないことは、なぜそのようなやり方をしているのか理由を尋ねてみましょう。
特に理由がない場合もあるかもしれませんが、過去のインシデントが起因となっている場合もあります。
背景を知ることは、新しい職場を理解する上で大切になってきます。
波風を立てないために、まずはそのやり方で業務を行い、ある程度業務がこなせるようになってから、業務改善を行っていくことが賢明です。
一人で業務がこなせ、1として働けるようになり、信頼関係を築いた後に業務改善に取り組めば、他の病院も知っていて比較対象のある転職経験者の方は、着眼点も良いため感謝されることも多いですよ。
説明時は、しっかりメモをとる
転職後の初日、場合によっては数日間、オリエンテーションや業務内容の説明、物品の場所などの説明があると思います。
中途で就職するということは即戦力を求められていることが多いです。
ある程度の基礎は知っていて、その職場のやり方を覚えてもらうだけで、1として業務ができる、そういう人材を職場では求めています。
中途での募集のある職場は、何らかの事情で欠員が出ており人が足りないということで忙しいことも多いです。
その忙しい中で、1度聞いたことを何度も聞いてくる人がいたらどうでしょう。
あまりいい気はしないですよね。
もちろん人間なので忘れることもあると思います。
でもメモを取っていれば、忘れた際にも見返して思い出すことができます。
一度にたくさんの説明をされても覚えきれないと思いますので、メモを取ることを心がけましょう。
メモを取るという姿勢も、新しい職場の人にとっては好印象に映ります。
ここだけは譲れないポイントを絞っておく
前の病院を辞める際、どこが嫌で辞めましたか?
給料に納得がいかないとか、休みが取りづらいとか、人間関係がよくなかったとか理由は様々ですが、なんらかの事情があって転職したのではないかと思います。
給料が良くて、福利厚生が良くて、人間関係も良くて、有給もいつでも取りやすい、それから子育てにも理解があって、土日も休みで……、なんて夢のような病院なかなかありません。
その中で条件の優先順位をしっかり決めておきましょう。
特に、ここだけは譲れないというポイントを、自分の中で決めておきます。
新卒から働いた病院だと、比較対象がないので我慢できることもありますが、転職経験者は他を知っているため、どうしても比較してしまいます。
そこで嫌だなと思うことがあると、どうしてもネガティブなところばかりが目につくようになってしまい、ここの職場嫌だなぁと思ってきます。
そういう思いは意図せず態度に現れてしまうものです。
譲れないポイントが達成できていれば、ここでもいいかなという妥協した気持ちで業務に臨みましょう。
ある程度の妥協点をみつけておくのは、モチベーション維持のためにも重要です。
いざとなれば、やめるという勇気を持つ
転職先の病院が思っていたこと違うことも多々あると思います。
募集条件と異なる業務や、人間関係のギスギス感、業務過多で残業が多かったり。
中には、看護師の業務の範疇を超えた業務を行なっているような病院もあり、転職するの失敗したかなと思うこともあると思います。
その程度が度を越していて、ストレスが多い中仕事を頑張っていると心身に不調をきたすこともあります。
これは真面目な方の方が多いと思います。
転職してすぐやめたら、次の職場がなかなかみつからないかもしれないと頑張る方もいますが、無理だと思うなら辞める勇気も必要です。
中には残念ながら、中途の方をターゲットに陰湿な嫌がらせをしてくる職場も存在します。
病院は1つではないので、職場は本当にたくさんあります。
看護師の国家資格さえあれば、どこでだって働けるのです。
心身に不調をきたすくらいなら、スパッとやめて新たなスタートをきりましょう。
一度転職経験がある方は、そうでない方に比べ一歩を踏み出しやすいと思います。
だらだら我慢するより、スパッとやめたほうが精神衛生上いいと思います。
その後良い職場に巡り会えた際は、笑い話にしてしまいましょう。
まとめ
今回は転職後の職場で穏やかに過ごすコツについて、4つのポイントをご紹介しました。
基本的なことばかりですが、転職後に波風を立てず、穏やかに過ごしている方に多い様子をまとめてみました。
転職後の第一印象はとても大切なので、良い印象を与えられるように気をつけてみてください。